GpiCaseを買いました。ジーパイケースと読むのかな。ゲームボーイ型のケースにRaspberry Pi Zero wを入れて、retro piを動かせるという優れものです。
組み込めるRaspberry Pi は、zeroかzero w。無線に繋がないと色々遊べないので今回はzero wを選択。ちなみにzero whというのも売っているのですが、これは装着できないので間違って買わないように。どれを買ったら良いかわからない時は、GpiCaseをセット売りになっているものを買うのがいいかも。
組立ては簡単です。ハンダ付けなどはなく、ネジで固定する程度。10分もあれば完成です。組立ての手順はYoutubeなどにたくさん出ているので参考になります。どちらかというと、OSの設定の方が手間ですし、時間を要します。でもそれが楽しかったりもします。
OSはRetro Pieを使用。公式サイトでイメージをダウンロードしてWin32 Disk Imagerを使用してmicroSDに書き込みます。ここまでは通常の流れ。
次にディスプレイのパッチを当てます。公式サイトにも説明があるのですが、パッチをあてないと、ディスプレイがうまく表示されません。公式サイトからパッチをダウンロードし、microSDのルートに設置してバッチファイルを実行します。英文の説明は以下のようになっています。
Install display patch for GPi Case
1.Copy CPi_Case_patch folder to SD root.
2.Enter GPi_Case_patch folder and run install_patch.bat
3.Patch done. SD card can be used for GPi Case cartridge.
次にキーボードなしでWIFIにつなぐ方法。microSDのルートに「 wpa_supplicant.conf 」というファイルを作り以下の記述をします。ssidとpskのパスワードは自宅の無線LANのルータの設定を入れてください。パスワードを平文で書くのに抵抗がある場合は、ここのサイトでファイルを自動生成してもいいでしょう。
ctrl_interface = DIR = / var / run / wpa_supplicant GROUP = netdev
update_config = 1
country = JP
network = {
ssid = “XXXXXXXXXX”
psk = “pasword”
}
ここまでできたら、microSDをGpiCaseに入れて起動。無事立ち上がったら、PCからsshで接続。
sudo raspi-config
と実行しメニューを起動して諸設定を行います。詳しくは以下の導入メモ参照。
日本語フォントのインストールだけ、
sudo apt-get install fonts-droid
を実行。
sudo apt-get install fonts-droid-fallback
だとエラーがでてしまうので。
なお、microSDカードは何GBのものでもかまいませんが、安いので、後々不便が出ないように、64GB~128GBのものを買うのをお勧めします。導入メモにも書いてありますが、フルサイズの容量を使うことができます。