長年使用していたT-falの電気ケトルを長いこと使っていたのですが、老朽化が激しいので、買い換えました。前回はコスパ重視で購入したのですが、今回はデザイン重視での選択です。
唯一最初から決めていたのが注ぎ口の形状。ケトルの注ぎ口には主にくちばしタイプ、やかんタイプ、珈琲ドリップタイプがあります。今回は迷わずドリップタイプを選択。これまでくちばしタイプでドリップコーヒーを入れていたのですが、注ぎ口からお湯が漏れて、非常にストレスだったんですよね。という訳でこの点だけは譲れませんでした。
さて、ドリップタイプの注ぎ口でデザイン性の高いものを選んでいき、最終的に絞られたのがバルミューダ製とデロンギ製の2点。どちらも甲乙付けがたいデザインです。決め手になったのは沸かせるお湯の容量でした。バルミューダは0.6Lなのに対し、デロンギは1L。夏場は麦茶や緑茶、ほうじ茶などをお湯出しして作るのでデロンギ(温度設定機能付き)に決定しました。
さて、前置きが長くなりましたが、使ってみての感想です。手にしてみても惚れ惚れするデザイン。キッチンに置くだけでも絵になります。オブジェのようで、ときめきます。
沸かすお湯の温度が選べるのも便利です。コーヒーは95度、緑茶なら80度と使い分けられるのがいいですね。電気代の節約にもなります。
肝心のドリップタイプの注ぎ口も非常に使い勝手がいい。とにかく狙いが定めやすいので、ドリップコーヒーはもちろん、カップ麺やマグカップで作る即席スープなどにも重宝しています。お湯出しの麦茶などの大瓶に注ぐのはくちばしタイプより注ぐ時間がかかりますが、若干の違いですし、ストレスにはなりません。ドリップタイプの注ぎ口は万能ですよ。
デメリットとしては、蓋が開けづらいことと、お湯を沸かす本体全体が暑くなる点です。蓋は固くて少し力を入れる必要ありです。また、本体は金属でできているので、お湯を沸かすと全体が熱くなります。火にかけたやかんをイメージしたら分かりやすいかもしれません。注意すれば問題ありませんが、小さい子がいる家庭では危険かもしれないですね。そう考えるとT-falはワンタッチで蓋も開くし、本体もさほど熱くならない、しかもお安く、よくできた商品です。売れる理由が分かります。
しかし、やはりこのデザインはデメリットを上回る美しさがあるんですよね。特に本体には微妙な凹凸があり、職人が作成した風合いです。これが高級感を醸し出していて、惚れ惚れする作りなんです。
という訳で、デザイン重視の電気ケトルなら、デロンギのアイコナも選択肢の一つに入れてみてください。